メインコンテンツまでスキップ

はじめに

Highway Radio Receiver は、ARIB STD-T102 ベースの 21 bit 強化秘話(AMBE+2)に対応した受信ソフトです。ARIB STD-T61 準拠の EL-CELP の枠の記録にも対応します。SDR で受信し、画面で確かめながら記録します。

この文書では、前者の方式を「T102」、後者の方式を「T61」と短く書きます。アプリの画面でも同じ略称を使います。

  • T102 の通話は、復号して再生し、通話ごとに WAV へ録音できます。
  • T102 の通話の開始・終了(発信者、宛先、コールサイン名)は JSONL に残ります。
  • T61 は、通話波の活動を監視し、同期した枠を JSONL に残します。T61 の音声は出せません。
受信にあたっての注意

受信した通信の存在や内容を他人に漏らしたり、窃用したりすることは、電波法第 59 条で禁じられています。

本ソフトウェアは、特定の事業者・団体とは関係がありません。

受信と復号の対象​

  • 既定のプリセットには、T102 の 16 波と、T61 の通話波 19 波・制御波 2 波が入っています。
  • 中心周波数 399.243750 MHz、1.024 Msps の窓で、全部を 1 台の SDR で受けられます。
  • T102 の通話は、音声を復号して再生と WAV 録音ができます。一部の通話は秘話が掛かっており、鍵が分からない通話は聞き取れません。
  • T61 は、通話波の同期した枠を記録します。EL-CELP の音声は復号しないため、音にはできません。制御波は信号の大きさだけを見ます。

動作環境​

項目対応
OSmacOS(Apple Silicon、Intel)、Windows(x64)、Linux(x86_64 / arm64、ヘッドレス版)
SDRRTL-SDR(RTL2832U)、HackRF One、Airspy R2 / Mini(libairspy が必要、Linux / Windows 11 の R2 で確認済み)。SoapySDR を入れると ADALM-Pluto なども使えます(SoapySDR 経由の各機種は実機未確認)。ネットワーク上の rtl_tcp のサーバーにもつなげます(rtl_tcp のサーバーにつなぐ)
ファイル入力録音済みの cu8 ファイル

macOS と Windows ではデスクトップ版を使います。Linux では、ブラウザーから操作するヘッドレス版を使います。Linux 版の配布状況と導入の手順は、リンク先で確認できます。

導入から受信までの流れ​

  1. アプリを入れます。手順は macOS 、Windows、Linux で分かれます。
  2. Windows では、使う SDR に WinUSB ドライバを当てます。Airspy の native 接続には libairspy、Pluto などには SoapySDR も入れます。
  3. ライセンスを認証します。
  4. 最初の設定で無線機とプリセットを選び、受信を始めます。既定のプリセット「T102 強化秘話, AMBE+2 + ARIB STD-T61 EL-CELP(399.243750 MHz / 37 波)」で、全部の波を監視します。
  5. メイン画面で受信の様子を確かめます。記録された内容は出力ファイルに残ります。

ライセンス​

未認証でも、アプリの起動と受信、IQ の録音はできます。T102 の通話の開始・終了の行では、コールサイン名と、発信者・宛先の番号が見えます。暗号モード、鍵番号、通話時間などのほかの値と、制御メッセージの中身は伏せ字になります。音声の再生、WAV の録音、JSONL の記録はできません。

ライセンスは 1 種類で、価格は 25,000 円(税込)です。ライセンスは 販売サイト で購入できます。認証の手順はライセンス認証にあります。